長く使うための
お手入れ方法をアドバイス
毎日使う道具を長持ちさせるためには、日頃の手入れが大切です。
自分自身で手入れをすることで愛着がわき、より大切に使うことができます。
当店では刃物研ぎを行うだけでなく、日常的なお手入れについてのアドバイスもさせていただいております。
メンテナンス用品の選び方から刃物の研ぎ方まで、刃物のお手入れに関することはどんなことでもご相談ください。
包丁の切れ味と料理の美味しさ
普段料理をしていて「鶏肉の皮が切りにくい」「トマトの皮がきれいに切れなくてつぶれてしまった」といった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
それは食材のせいでも使い方のせいでもなく、包丁の切れ味が悪くなっていることが原因かもしれません。
切れ味が悪いまま包丁を使っていると、食材の繊維がつぶれ、旨みや栄養素が逃げてしまいます。
するとせっかくの料理の味も落ちてしまいます。
きれいに切れないことで見栄えもダウンしてしまい、料理の楽しみが半減してしまいます。
また、切れ味の悪い包丁を使っていると、思わぬケガにつながる場合もあります。
手入れの行き届いた包丁を使えば、調理中のストレスが軽減され、料理が楽しくなります。
食材の繊維が傷つけられることもなくなり、食材本来の美味しさを味わうこともできます。
見栄えや食感も良くなるため、料理を作る人も食べる人もより料理を楽しむことができます。
包丁の切れ味が落ちてきたと感じている方は、包丁を研ぎ直してみると良いかもしれません。
包丁をお手入れする習慣
切れ味の良い状態で包丁を長く使うためには、日常のお手入れが大切です。
最近は錆びにくいステンレス製の包丁が増えました。
しかし、錆びにくいと言っても全く錆びないわけではありません。
ちょっとした習慣を身に付けることで、錆び付きを防ぎ、長く良い状態で包丁を使うことができます。
例えば、調理作業が終わったらすぐに包丁を洗うことを徹底するだけでも錆び付きを防ぐことができます。
包丁で切った食材に含まれる塩分、水分、酸などに空気が触れると酸化して錆びの原因となります。
つまり、これらの成分をこまめに取り除くことが錆び付きの予防となります。
食後に他の食器とまとめて洗うのではなく、包丁だけでも調理後すぐに洗うことで、良い状態を保ちながら長く包丁を使うことができます。
また、水気をよく拭き取り、立てて保管することも長持ちのポイントです。
簡単にできる習慣なので、ぜひお試しください。
包丁を長期間使用しない場合
特殊な用途の包丁など、日常的に使わない包丁を長期間保管する場合は、新聞紙に包んで保管するのがオススメです。
新聞紙は適度な通気性があり、インクの油分が錆止めの代わりもしてくれます。
保管をする時は、水分を完全になくすことが最大のポイントです。
できれば乾いた後、半日ほど陰干しをさせるとより良いでしょう。
また、新聞紙に包む前に専用の油で手入れをするとより効果が得られます。
新聞紙に包んだ後は、できるだけ湿気の少ない場所で保管しましょう。
当店の研ぎ師は、名古屋市リサイクル事業推進「だれでも簡単!包丁とぎ」講座で講師を務めております。
名古屋市ではリユース(再利用)の取り組みとして、定期講座が開催されています。
「だれでも簡単包丁とぎ」講座では、ご家庭で使っている包丁をご持参いただき、手入れの方法や道具の選び方などを一緒に学んでいきます。
お気軽にご参加ください。
開催日程
2024年4月27日(土)
午前10時から正午まで
人数
10名程度
2024年6月22日(土)
午前10時から正午まで
人数
10名程度
2024年10月26日(土)
午前10時から正午まで
人数
10名程度
2025年3月15日(土)
午前10時から正午まで
人数
10名程度
[だれでも簡単!包丁とぎ講座 お問い合わせ窓口]
名古屋市環境局減量推進室(本庁舎4階)
tel. 052-972-2398